2012年04月08日

小学校・中学校の英語教育

 小学校での英語教育の導入がなされつつあります。
 小学校での英語教育は、中学での本格的な英語学習に直結するように組み立ててほしいものです。
 まず今まで、きわめていい加減にしかなされてこなかったローマ字(ヘボン式)の学習を徹底すべきです。またヘボン式の表記がなぜあのようになるのかの説明も誰一人聞いていないようです。
 今まで数多くの小学生にローマ字の指導をしましたが、shi chi,tsu,fuの表記の、実際の音との関係を知っている人はいませんでした。
 中学英語がスタートすると、英語のスペリングをマスターしなくてはなりません。ところが現状では、小学4年次にローマ字の学習は年間を通じて数時間(2時間程度と思われます。)しか取られておらず、このままであれば中学入学時まで、ローマ字を正確に知らないままの生徒も少なからず生み出してしまいます。
 小学4年次にローマ字をマスターできた児童はその後中学に入学するまでに、生活環境の中で目に触れるローマ字表記ばかりでなく、自然に英語の表記もある程度吸収してしまいます。
 すると、小学4年次以下の学年でローマ字をマスターできた生徒と、中学入学直前までマスターできていない生徒で、入学時点で相当な開きが生じてしまうのです。これを軽く見てはなりません。
 何事も最初が肝心ですが、出だしでローマ字の認識にばらつきがあると、ローマ字をちゃんと習得していない生徒にとっては中学入学後、大きなハードルとなってしまいます。現在すでに一年生の1学期末テストの時点で、できる生徒とできない生徒に二極分化している現象の大きな要因の一つがここにあります。
 文部科学省は、英語教育のこの事実を何十年にもわたって一顧だにしてこなかったと思われるのですが、果たして、そのような姿勢を変えないで、まともな英語教育がなされることが期待できるのでしょうか。
 中学において、これだけ音声学習がやりやすくなっている状況で教科書の内容を朗読したCDがいまだに生徒全員に配布されないのも非常におかしなことだと思います。この点からも私には、公教育においては本当に英語教育を真剣に考えている姿勢であるとは思えません。
 また、教科書を見るたびに、教科書の英語表現は、初心者がつまづかないように細心の注意を払ったものとなっていないことも強く感じます。be動詞・一般動詞の混在や短縮表現の多用、動詞のlikeと前置詞のlikeもほとんど同時に登場する教科書もあります。これらは、初学者を戸惑わせているとしか思えません。文法も一昔前の教科書のほうが体系だてて並べられ、今も塾用教材はその姿勢を崩していませんが、その塾用教材と文法体系がぴたりと一致する教科書など1種類も存在しません。これらのことから、現状の英語教育は生徒にとって決して学びやすくはないことがよくわかります。
 このようないくつものハードルをわざと作っているとしかいえない現状の学校教育ではいわゆる「落ちこぼれ」が発生しやすくなっており、学習塾のプロの先生がその使命をしっかり果たさなくてはならない根拠がここにあります。
 学院ではプログレスの指導も充実しています。
posted by primeashiya at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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